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時空を超えて ~悪は根絶できるのか~

kage

2017/06/12 (Mon)

この番組好きです 💛
今回は要約していません。
九割がたテープ起こし(テープリライト)な感じになってしまいました 💦
御用とお急ぎでない方、ご興味のある方は
 最後まで読破してみてねん!

モーガン・フリーマン
NHK Eテレ 時空を超えて
      ~悪は根絶できるのか~

時空

人間は歴史が始まって以来自ら内なる暗黒と戦ってきた
ごく普通に見える人達までが時には残虐な行為や暴力に駆り立てられる。
なぜ だろう?
研究者たちは人間の心に潜む悪魔の正体を突き止め
邪悪な衝動を消し去り人間性を善なる方向に導く手段を探している。
悪を根絶することは可能か?
自分を邪悪な存在と思う人は滅多にいないが
悪と完全に無縁な人がいないことも事実

長い間
それは悪魔という外部の存在の成せる仕業とされてきた。
今では悪魔は単なる象徴に過ぎないと多くの人は考えている。
心理学者や神経学者は
悪魔とは私たちの心が生み出すものだ と証明してきた。
では
悪魔の居場所を見つけ出し滅ぼすことは可能なのか?
この世には産まれながらの悪人が存在するのか?

神経科学者のクリスチャンキザース
人間の残虐性が何に由来するか知りたいと
人間同士の共感、
つまり他者の考えや考えを特定しそれに反応する能力を研究している。
人は共感を覚えた時脳はどう活動するのか?
繰り返し痛みの感覚を動画で撮った。
MRIを使って、共感を覚えた時被験者がどの脳が活動するか調べる。
比較しながら実験結果を見ると
自分が体験する痛みと動画を見た時の不快感の部位
情動に関わる部分が同じように全て活性化しているのがわかる。
つまり被験者が直接痛みを感じているように。
他人の苦痛が外側にあるものではなく内側にある自分自身の痛みとなる
他人が自分の一部となると言ってよい。
数百人の被験者実験をした彼(クリスチャンキザース)は
他人に共感する力は生まれながらにほとんどすべての人に備わっていると結論づけた。
ただし、程度には個人差があり著しく高い人もいれば低い人もいる。
たとえば、映画を観たとき共感する能力が高い人は深く感情移入し涙を流すが
冷めた目で低い人は眺める。
脳の働き方が異なると物事の見え方や聞こえ方が違う

脳内を流れる情報は運河を進むボートのようなもの。
情動を扱うサイズと視覚的にかかわる領域のサイズが人によって人により異なるの だ。
では、
殺人などを平気で行なうサイコパスと呼ばれる人々はどうなのだろう?
他人に共感する能力に欠けるので平気で殺人が出来る  
と思われている。

彼らは共感能力が低いなどの単純なもので無かった。
意図的にその能力を使わないようにしていた
たとえばお金を盗るときなど見事に共感し相手の心に入り込むことが出来る。
つまり悪を根絶するには共感能力だけでは不十分
人が破壊的な行動をとらないよう行動の指針となる道徳的システムが必要となる。

イエール大学のカレンウィン とポールブルームは
そのような道徳は人間の心に生まれながらに備わっていると考える。
20年以上赤ちゃんを 対象にした研究をしてきた。
が、重ねるほど結果は複雑さを増す。
赤ちゃんの頭の中ではいろんな事が起きている。
複雑で豊かな精神生活を営んでいるのがわかる。
いわば、汚れる前の人間を見ることが出来る。
人間の本質を調べる事が出来る
では、人間の善悪の判断はつくのか
結果、
人間は極めて初期の段階から道徳的本能のようなものが備わっている事が分かった。
-実験は人形劇でおこなった。
 蓋を開けるのを手伝うか邪魔するか?でどちらが好きか?の実験。
 高い確率で蓋を開けるのを手伝った親切な人形を指さした。80~95%の確率。
 実験したのはまだ6~7か月(?)からの赤ちゃん。
 生まれながらにして反社会的ふるまいを避ける傾向 があるのならば
 では
 
 なぜ世の中に悪が存在するのか?


この世界には良識をゆがめるものが沢山ある
例えば他者を否定する文化で育てば共感する能力は損なわれる。
生まれつき備わった倫理観は非常に脆い
では
一度邪悪なものに染まったら抜け出すのは不可能か?
そもそも悪への衝動を抑えるのは不可能なのか?

ある科学者は
脳を鍛える事で己の内なる悪を抑えることが出来る
 と考える。
人は誰しも精神の奥深くに獣を飼っている
獣は
自分のことしかない。
ほとんどの人は檻の中でこの獣を飼いならしている

神経科学者 デヴィット・イーグルマン
この世に一つとして同じ脳は無い。
脳になんらかのダメージを受けると人格も変わる
腫瘍などの偏桃体の圧迫で殺人を犯すこともある 。
偏桃体は恐怖や攻撃にかかわる領域。
偏桃体は感情の中枢で有り原始的欲求の源。
セルフコントロールの要である前頭葉と側頭葉によって抑制されている。
それが病気に等によって弱ると抑えられていた悪魔が顔を出し邪悪な行動に駆り立てられる事がある。
ある種認知症も、前頭葉と側頭葉が弱められ反社会的行動に出ることも。
衝動が抑えられなくなるからだ。
興味深い例を挙げた。
- ある40歳の男性のケース
 彼は本来性的にノーマルな男性だった。
 が、ある時から小児性愛的傾向が強くなりとうとう告訴される。
 判決前夜酷い頭痛に襲われ救急治療室に運ばれた。
 そこで前頭葉に大きな腫瘍があることがわかり緊急手術が行われ腫瘍は取り除かれ
 その結果、彼の性 的腫瘍はノーマルなものに変わった。
 ところが半年後、再び小児性愛の傾向が出てきた。
 診てみると前回見落とされた腫瘍が成長していた。
 再度手術し今度は完全にノーマルなものに変わった-


イーグルマンは自制心を訓練によって強化できると考える。
前頭葉訓練ジムを始めた。
精神の筋肉を動かすとどうなるか?
訓練をして自分で自分を助けられるようになる。
短期的衝動を抑える長期的衝動を養う。
自らの意思で。
が、サイコパスには通用しない可能性が高い。
しかし彼らが罪を犯す前に邪悪な脳の存在をつきとめる技術が確立するかもしれない。
サイコパスは良心の呵責を感じることなく相手に危害を与える。
きわめて邪悪な存在。
驚いたことにその存在は 人口の3%のぼるという。

では、自分の脳を知るにはどうしたらいいのか?
神経科学者ジェームズ・ファロン
サイコパスの脳の画像を沢山見た。
その脳はどれも凶悪な殺人者のものだった。
そして明確なパターンを見つけた。
殺人者は独特な脳の形をしている。
偏桃体と前頭眼窩野が崩れている・・?
サイコパスは夜の闇を利用する。
他人と気持ちを通わせることのない夜の闇。
通行の邪魔になればひき殺すことを厭わない。
サイコパスには遺伝子に関係している
凶暴性などに関係する遺伝子。
ファロン博士は自分の脳と親族を調べてゆくうち
自分の先祖にサイコパスがいることを知った。
自分にその血が流れている。
ショックを受けた 。
彼は家族や知人に訊いた。
自分にサイコパスの部分があるのか?
すると 何をいまさら
「負けず嫌い、人を思いのままにしようとするだろ?」と。
でも楽しいやつだし暴力をふるう事もないから言わなかっただけらしい。
『自分には二面性がある』事を知った。
どちらが本当に自分だろうか?
サイコパスの血 を持ちながらなぜ自分は殺人者にならないのか?
危険因子があるのになぜ?
それは
両親や周りが自分を幸せに育ててくれた。
自分の場合は育った環境が良い影響を与えてくれた。

危険因子よりも寧ろ幼い頃の虐待経験の方が大きい
全てのサイコパスが犯罪を犯すわけでない事はわかった。
犯罪を犯した者にはどう対処したら いいのか?

現在悪を排除する過激な方法が研究されている
頭の中にある  悪を文字通り消去してしまうというもの。
人は本来正しい道を進みたいと思いながら果たせない存在
その迷い深き人間を 科学的に善人に出来るとしたら?

スイス経済学者クリスチャン・ラフ
動物と違い人間は己の利益だけに走らない。
社会規範やルールに従い自分をコントロール出来る
一方、人は度たびルールを破りたい欲求に駆られる。
ルールを破れば厳しい刑罰がある。
が、ラフは刑罰ではなくより科学的なシステムを考案
利他的行為を促す脳の部位に電気を流す。
ヘッドギアをつけて。
刺激を与えると人はより親切な行為をする。
利益分配ゲーム。欲張ると全て失う。。。
誰もが親切になる。
変化は一時的なモノ。
でも処置を繰り返せば継続的効果が顕れるかもしれない
応用で現状は邪悪な人を抑え込み善人にすることは出来ない。
現段階では矯正は不可能
が、どのうような影響を与えられるか間もなく判る。

神経科学者ジェームズ・ファロンは
薬物を使えば矯正のコントロールは可能と語る。
方法はクスリを鼻から吸う。
一定の効果が期待。
衝動のコントロールは前頭眼窩野を刺激する。
その人専用の行動修正薬を処方も可能。
ただし持続には限界がある。

社会全体が道徳的に誤った方向へ進むケースは少なくない。
どうしたら避ける事が出来るか?
悪意が一人一人の心をゆがめる。
大量虐殺などをごく普通の人々が受け入れてしまうこともある。
社会が邪悪に染まるのを防ぐことは可能か?
1歳以下の赤ちゃんを対象に実験。
自分と似たものを好み異質なものを拒む。
それは大人になっても消えない。
同類を好むという幼い頃からのものは深い影響を及ぼす
同じグループをより好む傾向にある。
特に宗教など
さまざまな事で差別が起き、時には悲惨な事を引き起こす。
相手の集団を害虫と同じに思う。
大切なのはそんな見 方を変える。
人を特定に種類に分けるのではなく
人類を一つの集団と見れば道徳的進歩が期待できる
小さな集団ではなく大きな集団に帰属しようとする意識の変化は徐々に進んでいる。
結果、暴力の減少が起きている
驚きだが
今私たちは歴史上もっとも平和な時代に生きている???
らしい。
数百年前と比べると・・・
人類の歴史は
驚くほど暴力的で残虐的なものだった。
多くの進歩がある。
かつてのいたる国の奴隷制度→今ではどこでも違法。
かつては日常的な出来ごとだった戦争→今では多くの人にとっては特殊な出来事。

変化の要因は政府の法の支配である。 が
人類が昔より賢くなった点が見逃せない

頭がよくなった分、人は善良にな ったのか?
意外だが答えはイエス
20世紀の間 上がり続けた。
大きな理由は学校教育が普及したこと。
科学の進歩に伴い分析的ものの考え方が  日常生活に浸透した。
知恵が上がったことでメリットとデメリットが広がった。
脳に対する知識を深めることが
人間性とは何か  
悪はなぜ生まれるのか理解できるはず。

悪が全く存在しない世界は幻想に過ぎない
が、
脳の仕組みがさらに解明されれば深刻な被害が生まれる前に阻止できる。
悪を根絶するのは不可能でも 
   悪を封じ被害を最小限にすることが出来る


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